あいさつ
四国八十八ヶ所霊場の本尊を拝し、各霊場のお砂を踏みしめ一尊一尊、合掌、祈念。お大師様さまを慕い、ともに巡る法要です。
この度は、高野山よりお大師さまの御名代、高野山真言宗管長、葛西光義猊下を世界遺産の姫路にお迎えし、皆様に直接灌頂のご縁をいただけることとなりました。
イーグレひめじ館内が高野山にかわり、皆様をお迎えしております。是非この機会にお大師さまと深いご縁をお結び下さいませ。南無大師遍照金剛
高野山真言宗 播磨宗務支所長
高野山(お大師さまのお山)
お大師さま(弘法大師空海)が平安時代に大成した教えを守る、真言密教の聖地です。
真言とは、真実の「ことば」を意味し、人間の言語活動では表現出来ない、この世界や様々な自象の深い意味、隠された秘密の意味を明らかにしています。
それを知ることの出来る教え「密教」を世界に広めようと功徳を積み、衆生を救済し幸せにすること(利他行)を考え、実践するために開かれた道場が「高野山」です。
四国八十八ヶ所霊場(同行二人)
古来、四国は国の中心地から遠く離れた地であり、様々な修行の場でありました。
讃岐でご誕生されたお大師さま(弘法大師空海)もたびたびこの地で修行されて、四国八十八ヵ所霊場を開創されたと伝えられております。そのお大師さまの御跡である八十八ヵ所霊場を巡礼することが遍路です。
当初の遍路は、修行僧などが中心でした。その後、お大師さまに対する人々の信仰(弘法大師信仰)の高まりと共に、日本全国から現在も多くの方が遍路されております。